人間の進化はどこから?
人間がどうして人間たらしめているか?
人間は、人間としてどうしてここまで進化したのか?
この命題に足しては、さまざまな説があります。
人間が他の動物と異なる行動は、火を使うこと、道具を使うこと、死を悼むこと・・・などなど。これらの行動が進化の賜物とするならば、いったいこれらがはじまる契機になったのは何であろうか?
いろいろな説があるけれども、人間が人間らしく進化したその最も根本になったのは、「二足歩行」ということに尽きるのではないか、というのは大方一致する見解のようです。
二足歩行をすると、手が自由に使える。
手が自由になることによって、火の扱いを覚え、道具を産む。
それらの行動が脳を刺激して大脳や前頭葉を大幅に進化させていく。そもそも脳が頸椎の上に乗ることによって、脳が大きくなるだけのスペースが生まれる。このような絶え間ない連鎖が人間を育んでいったことは想像に難くない。
そう考えれると、やはり「二足歩行」こそ人間の根っ子ということになる。
足の親指に注目してみる
足の悩みの一つに“巻き爪”があります。
爪が食い込んでいくことで痛みを生じる巻き爪。この痛みが生じるから、ますます歩くのが嫌になるという負の連鎖。
この巻き爪は親指に起きることが多いのですが、多くの場合、足の親指に力が乗っていかないことによるようなのです。爪の両脇に、爪を生やしていく細胞があるのですが、これが怠けると変な方向に延びようとして巻き爪になるとか。この細胞が重力を感じて、しっかりと刺激を受けることが大切なようです。
足の親指に力を乗せていく、そんな歩き方が理想のようです。
草履を履いてみる
そうなると、履物は日本古来の草履や下駄が足にはいいらしい。これらの履物を使うことで、知らず知らずのうちに足の親指に力が入って歩けるようになるそうです。しかし、鼻緒があるからといってビーチサンダルのようなものだと、足の親指とは関係なくラバーが張り付いてくるのであまり良くないとか。そこで、やはり草履ですね。それがいい。
そこでオススメになるのが、ひらいやさんの草履です。
部屋履き用はいわゆる“わらじ”のようなもので、竹で編んだそのもの。
外履き用はそれにラバーのソールが底に付いたもの。
個人期には、どちらも部屋履き用に使うといいのかなと思っています。というのは、草履を履いて外に出られるのは近所くらいですし、季節も暑いころに限られますから、このように限られた利用ではなかなか足の親指を使って歩くことに慣れていきません。
そこで、常に草履を使えるように部屋履きに草履を利用することです。
わらじタイプの方ですと、直に床からの衝撃が膝や腰に入りますので、そういったところが痛みやすい方はラバーソール付きがオススメですし、そうでなければわらじタイプでよいと思います。
ちなみに私は、両方所有しています(笑)
というのは、わらじタイプの方は刷いていて気持ちがいいからなんです。夏のような暑いときなどはかなり気持ちがいいです。でも、時に衝撃が気になることもあるので、そういったときはソール付きのものを利用したりしています。
ひらいやさんの草履は、かわいい柄の女性向けのもの、また地味な柄の男性向けのものがありますので、好みのものを選んでみてはいかがでしょうか。
健康長寿のために
冒頭に書きましたように、歩くということは人間の営みの原点です。
“老いは足からくる”とも言われていますので、いつまでも自分の足で歩いて生きたいものです。
日本は諸外国に比べても、かなりの長寿国であります。
しかしその実態は、晩年を寝たきりで過ごす人も多いそうです。
最近では“健康寿命”という言葉が聞かれるようになりましたが、ただ長生きするのではなく、“健康で長生きする”ということが目標になってくると思います。
いつになっても自分の足で歩く、このことを今一度考えて、履物を草履にしてみてはいかがでしょうか?
寝坊の福助
よいもの見つけ隊
よいものに出会うと日常が楽しくなる。
日常が楽しくなると、人生が楽しくなる。
ときには失敗もあるけれど
でも、人生を愛おしくいきたいなと思う。
そのための一助になればと思っています。